上行寺 旭之祖師 日蓮宗 示迹山

上行寺ブログ

4月です・・・

4月になりました。

4月になったのですが、、、

暑かったり肌寒かったりで気候が安定しない今日この頃・・・

真冬並みの寒さに戻った時は、、、
ダウンジャケットを仕舞ったことを後悔しました・・・

桜は早くも散り始めています。
綺麗なピンク色の花たちを楽しめるのもあとわずかです。


今月の掲示板の言葉は・・・

法華経を信じ仏の導きを知る
心が冬から春へと変わる

日蓮聖人が妙一尼御前という信者さんに書かれたお手紙【妙一尼御前御消息】の中で以下のように記しております。

法華経を信ずる人は冬のごとし。
冬は必ず春となる。
いまだ昔よりきかず、みず、冬の秋とかえれる事を。
いまだきかず、法華経を信ずる人の凡夫となる事を。
経文には、「もし法を聞くことあらん者は、 ひとりとして成仏せずということ無し」と、とかれて候う。

〈意訳〉
冬が秋に逆戻りすることはなく、冬は必ず春となる。同じように法華経を信ずる人が凡夫(仏教の道理をまだ十分理解していない者)のままでいることはなく、経文にもある通り法華経を聞いているならば、必ず成仏するのである。

季節感があって例えがわかりやすく、難しい仏教用語もないのですんなりと聞きやすい文章です。
事実、私はこの一節を、2月下旬から4月中旬くらいまでの年回忌法要でよくお読みしております。

「冬が必ず春となるように、法華経を信じる人は必ず成仏するのだよ」と手紙を通して日蓮聖人は私たちにお伝え下さっています。

コロナ禍も同じです。
必ずこの状況に終わりが来ます。

人類が数多の疫病を克服してきたように!

4月は新たな門出と出会いの季節です。

苦しいことも多々あるでしょう。
でも、それも必ず“終わり”があります。

そして、苦しい時こそ自分自身の底力が試されます。

困難に立ち向かうことも大切ですが、どうしても無理な時は周りの人を頼りましょう。

時には“逃げる”ことも大切です。

そんな時に手を差しのべてくれるのは、家族や友人ばかりではなく、見ず知らずの人かもしれません。

仏さまがあなたを見守って下さっているように、あなたは1人ではありません。

そのことを忘れないで下さい。

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