2026年10月26日(月)
コラム

京都の相国寺が、寺院・神社向けのキャッシュレス決済「おまいりPay」を導入したというニュースがありました。
京都仏教会とバリューデザインが共同開発したサービスで、2026年9月26日から本格運用を開始。
拝観料や御朱印、お守りなどにクレジットカードが利用でき、現金を持たない方や海外からの参拝者への対応、決済管理の効率化を図る取り組みとのことです。
私自身、普段の生活ではほとんど現金を使わなくなってきました。
カードやスマートフォンで支払いが済む便利さを感じています。
それだけに、お寺でもキャッシュレスを使いたいというお気持ちはよく分かります。

お寺側にも利点はあります。
上行寺では、お賽銭などでお預かりする小銭の入金に苦労しています。
利用している銀行では硬貨500枚以下なら手数料がかからないため、その範囲に分けて何度も足を運んでいます。
以前は一度で済んだことに、今は時間と手間がかかります。
キャッシュレスでこの作業が減れば、その時間を他の法務に充てられます。
ただし、今度は決済手数料がかかります。
金額が大きくなれば負担も増え、年間では無視できない額になるでしょう。
もともと払わずに済んでいた費用だけに、悩ましいところです。
また、支払い方法が増えれば、お寺側の確認や管理が複雑になる可能性もあります。
毎度支払い方法の確認と支払い作業をしなければなりません。
御朱印やお守りで導入すれば、護持会費や法事・葬儀のお布施にも使いたいというご要望につながるかもしれません。
法的なこともありますが、どこまで対応するかも考える必要があります。
キャッシュレス化は、使う側と受け付ける側の両方を考えると一長一短を感じます。
便利さと負担を踏まえ、将来的にどうしていくのがよいか?
考えることがまた増えました・・・
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示迹山 上行寺
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