上行寺は創建以来
多くの方々に支えられて現在に至っております。
これからも伝統や仏教の本質を守りながらも、
現代社会に適応したお寺として、地域と共に歩んでまいります。
上行寺第35世 髙塚寿延(じゅえん)
大学卒業後、総本山身延山久遠寺で第28期身延山僧道実修生として僧侶としての基礎を学ぶ。
日蓮宗大荒行堂参行(3回)成満。令和3年4月に上行寺の法灯を継承。
旭之師祖 日蓮宗 示迹山 上行寺
天正10年(1582)10月、東北方面より一心院日味上人が現在の静岡県焼津市田尻の地に遊化し、宗祖大聖人と日玉上人の御本尊を奉安して庵を上行院と称したのが始まりです。
8世日盛上人の頃、田尻から鰯ヶ島に寺を移し、代々の住職により伽藍を整えました。しかし、安政5年(1858)11月21日の鰯ヶ島(いわしがしま)だんだん小路より出た「鼻くた火事」によって近隣94軒が類焼した際、当山も焼失してしまいました。
御本尊・古文書等全て焼失してしまいましたが、祖師像のみ28世日経上人が持ち出し難を逃れました。
29世日寶上人は万延元年(1860)鰯ヶ島の飛び地で田中藩本多家の直地三百余坪の地へ、村雲門跡の宿泊所であった堂宇(藤枝妙法寺より)を移して5間四面の本堂を造り、庫裡は相良の知人宅へ移しました。
その後32世日暢上人は本堂建立を志すと、現在の地にまず700余坪の墓地を造成。大東亜戦争勃発により一時中断することを余儀なくされました。終戦後に再開するも32世日暢上人は志半ばで遷化されました。
33世日寿上人は日暢上人の遺志を引き継ぎ、昭和34年の区画整理の際、400坪余の境内地を求めて昭和36年に本堂を建立し、同45年には客殿庫裡を完成させ伽藍を一新しました。
そして、先代である34世日勇上人は、堂宇の老朽化並びに地震への備えとして新本堂建立を志します。檀信徒の協力の下に平成20年4月、6間半の木造新本堂並びに客殿庫裡境内整備と全伽藍を一新し現在に至っています。
本堂奥の位牌堂にて檀家の皆さんや永代供養墓に埋葬された方の位牌を祀っております。
本堂のすぐそばの寺墓地には、お参りの際や、法要や法事の際にもお気軽にお立ち寄りいただけます。
上行寺では、檀家の方々に限らず、地域の方にも気軽に境内にお入りいただき、さまざまな体験や、イベントを行なっております。
1月
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8月
9月
10月
12月
毎月 第1日曜
〈夏期・5~10月〉 朝5時半より
〈冬期・11~4月〉 朝6時より
毎月 12日13時(7・8月は16日 11月は10時)