2023年10月24日(火)
日々のこと
先週の21日(土)に昨年に続いて2回目の【みんなの文化祭】を開催しました!
開催詳細
イベント開催のご案内『みんなの文化祭 ~多様な学びを考える~』 | 静岡県焼津市にある日蓮宗示迹山上行寺(じょうぎょうじ) (jogyoji.jp)
不登校や障がいなどの様々な悩みや生きにくさを感じている子ども達や元経験者の方の活躍の場で、チャレンジを応援・後押しするイベント。
演奏・ファッションショー・作品展示・マルシェ・トークセッションなど同時に開催。
マルシェ出店者は不登校児に関わる団体やこどもたちに関わる団体が参加し、マルシェやトークセッションを楽しみながら様々な団体と交流の場でもある。
トークセッションは昨年も大好評でで、今年は元不登校だった成人の方を招いて様々な話を聞く。
当日は気持ちの良い秋晴れ!
総勢400名近くご来場いただきました。
境内には多くの子供たちの笑い声やお客さんと、来場者と受け答えする元気な声が溢れていました!
境内では子供たちが頑張って出店してくれており、様々な団体や店舗が出店して下さいました。
美味しい食べ物の数々・・・
私は法務で途中抜けするも、結局食べてばかりでした(笑)
江塚来春さん
宮尾愛羽さん
untitiledさんとココミラ+モデルによるファッションショー
ゲストスピーカーの皆さんの話に聞き入っていました。
以下、トークセッションでの話の一部。
「不登校はアイデンティティ」
「不登校は生き方のひとつ」
「不登校になってパソコンに親しんだから、ツールを手に入れた」
「不登校は財産」
「不登校になって経験値が増え、出会いがあった」
「不登校の経験があって今があると、昔は言えなかったけど、今は言えるようになった」
『生きるのに絶望している時にいて欲しい人は?』
◯家族
◯犬
◯何も言わずに寄り添ってくれる人(ペット)、友人
◯心を傷つけてくる人とはいたくない
『不登校時期や今、息抜きの仕方は?』
◯図書館
◯美味しいものを食べる
◯一人でいられる時間
◯趣味(写真)
◯自然の中
『人間関係を作る時に意識していることは?』
◯人の価値観を否定しない
◯無理に付き合わない
◯くるもの拒まず、去るものは追わず
◯合わない人は合わない
『どうしたら自分のことを知ることができますか?』
◯家族から客観的意見をもらう
◯未だにわからない
◯カウンセリングで客観的に話す
◯好きなことと嫌いなことを紙に書き出す、人と話す(言語化する)
『不登校になった子たちのためにどんなサポートが必要か?どんなことを意識しているか?』
◯安心感を与える(人からの評価でなく自分のために動けるように)
◯不登校も様々、でも心を休めるしかない、好きなことを見つけるしかない
◯一緒に本気で遊ぶ
◯否定をしない、肯定する、感謝を伝える
◯大事だよ、大好きだよ、大丈夫だよを伝える
『あなたにとって、何が大事ですか?』
◯死なないこと
◯生きること
◯心と体の健康(今もまだ不安定だから)
◯自分が心と体が健康じゃないと家族も元気じゃない
『不登校時代を夢見てしまう、思い出してしまうときの対処法は?』
◯まだひきずってるんだなぁと、ただ思う
◯誰かと話す
◯時が経って忘れていくのをただ待つ
『子どもたちへのメッセージは?』
◯斜めの関係って大事だよ(世界が広がり、悩みを違う角度から見れるようになる)
◯「やる」だけじゃなく「学び」をしてほしい
◯学校以外にコミニティ(セーフティゾーン)を増やしてほしい
◯日本の仕組み(サポート)をうまく利用してほしい
◯将来を心配するよりも、今を楽しみ学んでほしい
◯あなたはダイヤモンドの原石
◯好きなことを続けて、それが将来につながる
◯自分で「大丈夫」と声に出し、自分に聞かせてあげて、脳が「大丈夫だ」と判断するから
今回のトークセッションは、今も反響をいただいているそうです。
またどこかでこのお三方のお話を聞いていただきたいです!
このみんなの笑顔!!
ある団体の方からは、
「このイベントを通して、ある子供が凄く積極的に行動してくれるようになった!」
という嬉しいご報告をいただきました。
また、他にも子供たちの喜ばしい感想や前向きな変化があったことを教えてくれました。
このイベントが誰かの”きっかけ”になってくれたり、誰かの後押しになれたなら大成功だったなと思います。
本日24日の静岡新聞朝刊にイベントの様子が記事になっております!
こちらもご覧になってみてください。
出演・出店してくださった皆様、
ご来場の皆様、
企画・運営してくださった皆様、
ありがとうございました!