2023年11月6日(月)
日々のこと
11月1日から日蓮宗大荒行堂が始まりました。
本年も入行僧の皆さんは、昼夜常精進で日に7度の水行とその他の時間は読経三昧の修行に入っています。
来年2月10日まで、悔いなく良い修行をして全員の無事成満を心より祈念しております。
そんな訳で、今年水行をしています。
1日1回、基本は朝の時間帯にやっていますが、、、
秋のはずがこの暑さ・・・
この陽気のせいで肝文を唱えていても暖かく、
水を被り終えても暖かい・・・
秋はいずこへ??って感じです。
荒行堂が始まった11月1日、私も千葉県にいました。
荒行堂のある市川市ではなく、、、
鴨川市の大本山清澄寺に行ってきました!
その目的は、、、
【度牒交付式】
長男 慶哉の度牒に行ってきたのです!
度牒(どちょう)って何?
得度した僧に交付される身分証のことで、これによって日蓮宗の僧侶見習い『沙弥』(しゃみ)として認められる。
慶哉は今年春に得度し、今回の度牒交付式となりました。
日蓮宗の度牒交付式は、総本山の身延山久遠寺ではなく、清澄寺で行います。
日蓮宗大本山清澄寺
千葉県鴨川市 日蓮宗 大本山 清澄寺オフィシャルサイト (seichoji.com)
それは、、、
日蓮聖人が出家得度され、勉学に励み、ついに始めて御題目を唱えられた聖地だからです。
その聖地で、宗祖と同じように僧侶の第一歩を踏む。
ここに大きな意味がある訳です。
私自身、小学校6年の夏に度牒交付式の臨みました。
慶哉は現在4年生、最年少参加でした。
坊主頭も法衣を着るの何もかもが初体験の交付式・・・
いろいろと心配でしたが、、、
知り合いがいたこともあって、終始笑顔でなんとか無事に交付式を終えることが出来ました!!
本人いわく、
「服(白衣)が長くて歩きにくかった」
「ずっと立っていたり正座したりで、大変だった」
実に小学生らしい感想でした。
新たに授与された輪袈裟は小さな身体には思った以上に長く、”法衣に着られてる”感を凄く感じました。
それでも、しっかりと大きな返事をして宗務総長猊下の前に立って授与された姿や、記念撮影での姿には凛々しさが溢れていました!
度牒交付式を受けたからといって、全員が僧侶の道を歩むわけではありません。
慶哉も、これからどのような道を歩んでいくかは全くわかりません・・・
それでも、仏縁あって寺に生まれた子であることは変わりません。
本人の選択肢を増やすための度牒であって、これが今後どのように活かされるか本人次第です。
親としては、息子の晴れ姿を見られたことは本当に嬉しい限り。
予想以上に坊主頭が可愛くて似合っていたなというのは、夫婦での新しい発見でした・・・
もし本人に会った時には、
「おめでとう!」
と声を掛けてあげて下さい。
無事に終わって夫婦ともにホッとしたのが素直な気持ちです・・・
度牒交付式と上行寺に新たに誕生した沙弥についてのご報告でした。