上行寺 旭之祖師 日蓮宗 示迹山

上行寺ブログ

3年ぶりのお菓子まき・・・

昨日は2月3日、節分でした。
上行寺では、18時から節分会を行いました!

節分会の通常開催は3年ぶりで、一昨年・昨年は参列者を祈願申込者のみと制限して法要だけとしていました。
今年は3年ぶりに例年通りの形に戻し、お菓子まき(豆まき)を復活させました・・・

通常開催に戻すということで、本堂内も節分バージョンに、、、

イスも経机も仏具も出来る限り減らして空間を広げます・・・

祈願札も準備。
年男・年女、厄除け、八方除け、身体健全などの諸祈願、お申込いただいた方々のお札を書き上げます・・・

今年は30名以上の方にお申込みいただきました。
ありがとうございました。


当日、私は朝から日蓮宗総本山の身延山久遠寺へ・・・
13時からの「身延山節分会」に出仕してきました。

檀家さん3人をお連れして車で身延へ、、、
ほんの1時間で到着。
中部横断道のおかげで本当に早くなりました・・・

身延へ到着したら、まずは甘養亭さんで『みのぶまんじゅう』を注文。
会計を済ませて帰りに受け取るようにします。
その後、浪速屋さんで数珠の直しをお願いし、、、
御廟所をお参り・・・

そして本山へ・・・

豆まきの準備が出来ていました!

控え室に入り、準備を整えて13時からの法要に・・・
こちらに出仕するのも3年ぶり。
コロナ禍で大勢でお経を読むという機会を失っていたので、久々に身延の大本堂で70名以上のお上人と共にお勤め出来て良かったです。

法要終了後に同行の3人と合流して帰路につきました。

帰ってくると本堂は準備万端!

御宝前にはお菓子入りの段ボール箱が山積みに・・・

圧巻です。
このお菓子たちが宙を舞う光景を想像しつつ、参列者を待ちます・・・

3年ぶりということもあって、どのくらい人が集まるのか心配でした。
しかし、、、
嬉しいことに開始直前には多くの子供たちが前の方に陣取って、熱気溢れる様相に・・・

そして18時過ぎに法要開始!
160名以上の方々にご参列いただきました。

読経、祈願札開眼、祈願申込者法楽加持祈祷と続き、唱題へ・・・
唱題の際には、
「皆さん手を合わせて合掌しましょう。自分のお願い事を正面の仏さまや神さまにお願いしましょう!」
とアナウンスしました。
そうすると、今まで騒然としていた子供たちが話を止めて静かに合掌し始め、、、
お題目を唱える声だけが本堂に響きました!

子供たちの願う姿が印象的でした・・・

そして法要を終えると、待ちに待った【お菓子まき】へ・・・

待ちに待った“本番”を前に、、、
もうね、子供たちは待ちきれなくて立ったり歓声を上げたり興奮しっぱなし!!

そんな子供たちに注意を促しながら、
ついにお菓子まきが開始!!

祈願申込みの方々の手で宙に舞うお菓子たち
それをゲットしようと必死に手を伸ばす子供と大人

大歓声と笑い声や悲鳴が本堂に溢れて溢れて・・・
みんなお菓子をゲットしようと必死でした。

本当に笑顔溢れる素晴らしいひとときでした。

考えてみると、
コロナ禍で様々なことが制限され、出来ないことが多くなる一方でした。
お菓子まきなんてもっての外・・・

そりゃ楽しみで待ちきれなくなる訳です。
大興奮して笑顔が溢れる訳ですよね・・・


お菓子まきを終えて帰り際に多くの子供たちから、
「本当に楽しかった!」
「こんなにいっぱい獲れたよ!!」
「またやってね!」
「また来年も来るからね!」
こんな嬉しい言葉をたくさんいただきました。

そして、みんな必ず「ありがとう(ございました)」と感謝の言葉を口にして帰って行きました・・・

本当に嬉しい限り・・・
私も「また来年も来られるように元気でね!待ってるよ!」とみんなに伝えてお別れしました。

子供たちにはこの日の楽しかったことをご家族に話して欲しいです。
祈願申込者からお菓子を介して得た“福”。
その“福”を楽しかった話を通して家族に分けて欲しいです。
「笑う門には福来る」
いつも笑っている人の家には自然と幸福がやってくると古来より伝えられております。
子供たちが楽しんだ話を聞いた親や祖父母はきっと笑顔になるはずです・・・
その“笑顔”こそ、仏さまからの“福”なのだと思います。

上行寺の『お菓子まき』は、祈願申込者の祈願料と志ある奉納者の皆様によって支えられております。
本当にありがたい限りです。心より感謝申し上げます。

来年も笑顔溢れる時間を作れるように、、、
これからもよろしくお願い申し上げます!

下は今年八方塞がりの息子の「八方除け」の祈願札とお守り。
絵馬もお願いを書き込んで奉納しました!

ご参列いただいた皆さんのご多幸を心より祈念しております!
また来年も待ってまーーーす!!

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