上行寺 旭之祖師 日蓮宗 示迹山

上行寺ブログ

5月です・・・

5月を迎えました。
世はGW真っ只中、10連休という方もいるようですが・・・

お寺にとっては別世界のような話です。

例年GWは比較的暇な時期でして、法事などはあまり入りません。
かといってどこかに出掛ける訳でもなく普段と変わりなく過ごすのが恒例となっています・・・

今年は子供のサッカーの応援とJリーグをDAZNで観戦して終わりそうです。


さて、今月の掲示板の言葉は・・・

悩みや苦しみはすべて仏さまのお導きなり
信じる心を大切に

仏教において“偶然”というものはなく、すべてが“必然”であるとされております。
 
あなたが生まれたきた家族、あなたが人生で出会った大切な人、友人、あるいは苦手な人。その出会いの全てが「必然」なのです。
またそれらに伴う悩みや苦しみも必然であり、新たな自分へと成長する糧となるのです。

皆さんも【四苦八苦】という言葉はご存じでしょう。

四苦とは「生老病死」です。

人は生まれる場所、条件を選べません。
人は必ず歳を取り老います。
そして病気にもなります。
やがて寿命がくれば死に至ります。

この4つが人間の根源的な苦しみであると説きます。

そして八苦とは、この四苦にさらに下記4つを追加して八苦となります。

愛別離苦(あいべつりく)・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとっく)・五蘊盛苦(ごうんじょうく)の4つです。

愛別離苦(あいべつりく)とは、大切な人や大好きな人であっても、いつかは離れなければならない苦しみ。

怨憎会苦(おんぞうえく)とは、逆に大嫌いな人、顔も見たくない人でも出会ってしまう苦しみ。

求不得苦(ぐふとっく)とは、求めるモノゴトが手に入らない苦しみ。

五蘊盛苦(ごうんじょうく)とは自分の心や、自分の身体すら思い通りにならない苦しみ。

仏教では、この四苦八苦は人間が生きている上で避けては通れない、根源的な〈苦〉として表します。

生きている限り、多くの悩みや苦しみを避けて通ることは出来ません。

必ず歳は取るし、病気にもなる。
いつかは死ぬ。
 
だからこそ、それは偶然ではなく必然であり、乗り越える事が出来ると信じて生きねばなりません。

仏さまは私たちすべての衆生を「我が子なり」と申しています。
我が子のように見守って下さっています。
 
苦に直面した私たちを見守り、“変化の人”を遣わして導いて下さいます。
 
ですから、仏さまを信じ、同時に自分を信じて進んで生きましょう。
 
きっと後押ししてくれます!

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